言いたいことをかけばいい。
ブログを書く。それはすでに10年以上前の話。今は亡きとあるサーバーで学生時代コツコツと毎日したためていた。
その日あった出来事、学校の愚痴、ひいては食べたものまでその気になればいつでも特定されるんじゃ、くらいのものを書いていたのだ。無知って怖い。
なぜ今日ふとまたそれをしようと思ったのか、本当に些細なきっかけ、たまたまはてなブログのログインページに入ってしまったから。
私はTwitterをしていてそれなりに歴がありそれなりにフォロワーさんもいる。
その方々がブログを書いてるのを見て羨ましいなんておもったのもあるのかもしれない。
これからまた思い立ったら記事を書くかもしれないし今回限りかもしれない。こればっかりは将来の自分にでも聞いてみないとわからない。
今ブログにつづりたいこと、GWに行く台湾のことが一番かもしれない。
わたしと台湾の因縁はもう7年ほど前に遡る。
主人と主人の両親、そして私の両親と私、6人で初めての旅行、しかも海外、しかも年越し。それが台湾だった。
私の両親以外初めて訪れる場所。主人の両親は初めての海外、私の両親も行ったとは言え毎度添乗員付きツアーなので結局情報収集は私の役目。
ただその時私たちはツアーに入っていた。自分たちで食事をしなければならなかったのは一回だけ、その一回ですらツアーについていたクーポンを使ったので結局何も調べなかった。私が唯一調べたのは気温くらいだったのだ。
沖縄よりも暖かくコートもいらない、と出たので薄手の長袖にパーカーを羽織り意気揚々と観光に行ったのだが珍しくその年は寒波がきていたらしく私は泣く泣くツアーで連れていかれたお土産物屋さんでマフラーを買う羽目になったのだった。
※ただこの時購入したマフラーが案外よくてその後3年間くらい私の冬の首元を温め続けてくれたのだが。
ちなみに行きも帰りも飛行機もかなり揺れて帰りに至っては2回着陸をし直すという惨事にも見舞われた。
おかげで成田到着後羽田に移動し国内線に乗って帰る両親の為に品川駅をダッシュする羽目になってしまった。
ざっというとこの位いい思い出のない初めての台湾。
そこに再び行こうと決めたのは3年前の夏休み。
今度は完全にフリーな日を一日作り念願の台北101に行くんだと張り切っていた。
到着したのは夕方。ホテルに荷物だけ置いて士林夜市へと向かう。
前回はツアーで夕飯を食べた後に訪れたため活気あるこの夜市に来ても何もたべられなかった。
そのリベンジを果たすべく主人と色々食べた。
牡蠣の入ったオムレツ、青菜の炒めたもの、大きなフライドチキン、そしてマンゴーのかき氷。
どれをとっても美味しく「ああ、やっと私は台湾にリベンジができた」とその時は思っていた。
次の日オプショナルツアー一日観光があった。
前回のツアーと全く同じコース。2回目ともなれば見たいもの見たくないものははっきりと分かれる。
ツアーも終盤、マッサージの時私の体に異変が起こった。
急な腹痛を催したのだ。
マッサージに来る前にお茶屋さんに行っていたからそれかな、とかマッサージで刺激されすぎたかな、とかバスの中エアコンききすぎてたもんな、とか最初はそうとしか思っていなかった。
ただ最後に連れてこられたお土産物屋(たぶん台湾でツアーに行ったことある人なら必ず連れていかれる金龍というところ)のトイレで私はついに起きられなくなる。
脂汗が止まらず吐いても下しても止まらない。
しまいにはトイレにこもったまま30分程が経過してしまった。
なんとかトイレから這い出て主人に頼んでその日の予定をキャンセルしとりあえずホテルまでタクシーで帰った。
その後も体調は回復を見せるどころか悪化の一途をたどり次の日もホテルから出ることはできなかった。
次の日の昼にトランクの中からようやく腹痛の薬を発見し飲んだ後はようやく体調が回復していった。
ただ外出できたのはハウスクリーニングしてもらう間の一時間余り、ホテルの近くを一周し近くにあったデパートの地下でパイナップルケーキを買っただけで終わってしまった。
次の日は早朝に集合し帰路につかねばならないので念願だった台北101へのチャンスをまた逃してしまう結果となってしまった。
この時病院にはかからなかったのだが主人と
・旅行に行く前日に食べたサザエのつぼ焼きが半生だった
・夜市のかき氷
・コンビニで買ったアイスコーヒーの氷
このどれかが原因なんだろうけど今もそれはキチンと確認していない。
そんないい思い出のない台湾になぜまた再び行きたいと思うようになったか。
理由は安易である、テレビでやってて楽しそうだったから。
本当それだけ。
毎回GWに行く旅行は年末あたりに企画をするんだけれどもそのあたりでたぶん何かやっていたんだろうと思う。今となってはそのきっかけの番組はわからない。
でも今度こそ、という思いが私だけでなく主人にもあったんだと思う。
私は吐き下しで苦しんでいたけど主人はその間何もしてあげられず私より辛い思いをしたであろうから。
今回は失敗してはならない、私は今年に入ってからほぼ毎日台湾について検索している。
美味しいご飯屋さんだけでなく乗り換え案内、お得な情報、お土産におすすめなもの、予算はどのくらい持つべきか、など。
主人は今出張で帰ってこれないが戻ってきたら最高のプランを提出できるように、台湾で最高の思い出を作ってもらうために努力をしている。
2敗のままで終わった台湾にいい加減リベンジを果たしたい。
ああ、次にブログを書くのはリベンジを果たせたかどうか、になるかもしれないな。
今度こそは「勝訴」とタイトルにつけたいところである。